抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
X線励起法は紫外線励起の場合よりも高いエネルギーレベルに励起でき,しかも,一次と二次のフィルタを必要としない利点がある。ここではThO
2についてErを内部標準または参照元素としてPr,Sm,Eu,Dy,Gdについて定量を試み,これに関連する分析条件について検討を行なった。分析線対(A)は次のごとくである;Pro.08~4.0ppm:Pr4597/Er5195およびPr5028/Er5195,SmO.12~6.0ppm:Sm5707/Er5465,EuO.04~2.0ppm:Eu5904/Er5197.GdO.1~1.OPPm: Gd3132/Er5592,DyO.2~10PPm:Dy5766/Er5406およびDy5838/Er5592。これら諸元素のけい光スペクトル線強度に対する不純物の影響を通常存在が認められるFe,Ca,Ce,Uについて50~250ppm範囲について検討し,最大許容濃度について明確にしたが,これは±15%の正確度に関してである。この正確度に関連してR値を前記線対について100および250ppmの不純物存在下において明示した。R値は次で表わされる;純粋ThO
2中のEr5465線強度/不純ThO
2中のEr5465線強度。本法は予め希土類金属の化学的分離操作を必要とせずにかなり良い精度で直接定量ができる(福士 忠雄)