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J-GLOBAL ID:201602016891734809   整理番号:70A0376141

ホルモンおよび細菌抽出物を投与したラッテの乳せんにおけるキニン遊離酵素の活性

著者 (2件):
資料名:
巻: 10  号:ページ: 26-33  発行年: 1970年 
JST資料番号: G0081A  ISSN: 0027-951X  CODEN: NIAHAI  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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ラットの乳せんに炎症を誘発する各種のホルモン,ウシ乳房炎の原因となる大腸菌,黄色ぶどう球菌,緑色連鎖球菌の細胞抽出物を接種し,乳せんにおけるキニン酵素(カリクレイン,プラズミン,トリプシン)遊離機構にっいて,その活性度を検討した.この実験では,TAMe(P-トシル-L-アルギニンメチルエーテル)をキニン遊離酵素の特別基質として,またカゼインをたんぱく分解酵素の基質として使用した.ホルモン投与区では,エストロゲン投与群に乳せんの化学成分とTAMe分解作用の著しい変化が認められた.細菌抽出物投与区では,ストレプトキナーゼ以外はTAMeおよびカゼイン分解作用とも乳せんの化学的成分の変化にしたがって強くなった.したがって,キニン遊離酵素のキニン作用機構は異常乳の発生に関係があるように思われた.

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