抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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内部転換電子データをためて,質量数184から192の転移領域の高いエネルギー準位の性質を研究した・実験方法や同位元素照射などの詳細は前論文(Phys,Rev,1141(1959)1082,119(1960)1845)に与えられており,ここではそれらのデータに基ずくまとめが与えられている.これらの測定から得られた準位図はRe
184m→W
184,186Ir→186Os,188Os,190Ir→190Os,
192Ir→192Osのものである.準位の一般的性質は回転バンド配位のもので,回転パメータはニールン軌道の性質に依存している.186.188.190Osの1.2MeV以上0励起状態の平均エネルギー間隔は120keVであることがとくに注意されている.低いエネルギー・スペクトラは励起が振動と回転に関連したものであるということが確認されている.Aが192に近ずくとき,回転スペクトラの変化はなめらかで,これは核のゆがみに著しい変化のないことを示している.184W.186,188,190OSの基底状態平衡ゆがみはそれぞれ0.19,0.17,0.145,0.12である.190,192Ptを通ると不連続性がみられる.186,188,190Irの基底状態のニールソン準位は中性子9/2
-〔505〕,7/2
-〔503〕,11/2+〔615〕とカップルしこ陽子2/3+〔402〕のものである.9/2
-〔505〕状態のずれをのぞいてはこの予言は大体よく実験で再現される.190Irには三重の異性が観測された.これらにはM3(26keV)とM4(148keV)性質の異性転移を含んでいる.184Reの準安定状態はM4の83keV異性転移により再励起される.希土元素の領域の準位構造は非常に複雑でさらに情報が必要である.多重極混合やK-量子数の混合の確率が分岐比にかなり影響しているものと考えられるン;図5表16滲36(白土〓二)