抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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卵巣摘除18例について血清LH,FSHを放射性免疫分析により測定.子宮摘除術後のLH,FSHは著明な変化は認められず平均値はLHで13.7と36.2mIU/ml,FSHでは11.4と26.1mlU/mlの間を変動した.両側卵巣摘除後ではLH,FSH値は去勢後1週間以内より上昇し始め,術後30日目にはそれぞれ,術前の5倍,9.5倍に上昇した.一側卵巣摘除後ではLHは翌日1.5倍と増加,4日目には術前値に減少して術後30日目まで変化はなく,FSHは著変はなかった.したがって一側卵巣摘除をしてもゴナドトロピン分泌と臨床的症状からみても卵巣機能に影響はないと考えられる:参14