抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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合成灰長石を出発物質とし,100°-300°C,15-80kg/cm
2の低温低圧条件で熱水実験を行ない,得られた変質産物の化学組成変化を検討した。SiO
2:100°Cおよび200°Cでは,ほぼ同傾向の減少値を示し,低温側(100°C)においてその溶脱量が多い。300°Cにおける脱けい酸作用は,反応の初期に急激な進行を示すが,150時間でこれが一度停滞し,260時間経過によって再び急速に進行する。Al
2O
3・CaO:上記と同様に,200°Cよりも低温側(100°C)において,その溶脱量が多い。300°C,260時間でAl
2O
3は著しく増加する。以上の化学的な挙動を支配する主な要因は,1)灰長石の分解変質の度合と共に,2)反応生成物(石こう・硬石こう・カオリン・ベーマイトなど)の共生関係,および3)生成物の量比の問題をあげることができる;写図6表1参9