抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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再生ヘモグロビン(Hb)の材料として用いるグロビン(G)はヘミンとの再結合性,熱変性曲線,超遠心試験などでRossi-FanelliのGとほぼ一致した性質を示した.さらに旋光分散測定により,Gのヘリックス(H)含量を計算すると約50%のHが保たれていることがわかった.このGと各種ヘム誘導体の結合性を主に分光学的に追求したところ.プロトヘミン,プロトポルフィリン(PP),エチオヘミンなどがGと結合することを再確認し,更にヘマトポルフィリンがGと結合体を作ること,PP.ジメチルエステル,エチオポルフィリン(これらは遊離カルボキシル基をもたない)はGと結合しないことを明らかにした.これらの結果から,HbのヘムとGの結合は,ヘム側では鉄原子,カルボキシル基が共に関与していると結論.