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J-GLOBAL ID:201602017276445267   整理番号:64A0257607

放電法によるトリチウム標識化合物の製法

著者 (2件):
資料名:
巻: 13  号:ページ: 287-292  発行年: 1964年 
JST資料番号: G0494A  ISSN: 0033-8303  CODEN: RAISAB  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN) 
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目的化合物の非特定な位置でトリチウム標識化を行なう方法として接触法・反跳法・放電法があるが最後の方法が他のものよりも有利であると考えられる。放電法は比較的新しく開発されたものであるのでその有利な応用の条件を確立するため酢酸を例として高電圧放電および極超短波放電による標識化の条件を研究した。従来のものに改良を加えた放電管中に酢酸を入れて冷却しこの真空系中にトリチウムガスを導入して放電を行い,得られた生成物は大過剰のメタノールと反応させてメチルエステルを合成しこの蒸留およびガスクロマトグラフィーによって標識された酢酸の分離・精製を行なった。なおガスタロマトグラフによる展開の際ぎ酸メチルおよびホルムアルデヒドと思われる分解生成物のピークに高い比放射能が認められた。標識化の条件が比放射能におよぼす影響を倹討した結果によれば,(1)導人したトリチウムガスの量が増加するほど生成するトリチウム標識化合物の量は増大する,(2)試料の状態および放電条件が一定ならば放電時間が長いと比放射能が増加するが約10~20分で飽和し以後はむしろ減少する,(3)試料は固相の状態でかつ接触表面積の大きい方が有利である,(4)放電管や装置の構造,比放射能など多くの点で極超短波放電の方がまさっている;図5表2参5(富永健)
引用文献 (5件):
  • 1) K. E. Wilzbach: J. Am. Chem. Soc., 79, 1013 (1957)
  • 2) F. S. Rowland and R. Wolfgang: Nucleonics, 14, 58 (1956)
  • 3) L. M. Dorfman and K. E. Wilzbach : J. Phys. Chem., 63, 799 (1959)
  • 4) R. M. Lemmon, B. M. Tolbert, W. Strohmeier and J. M. Whittemore : Science, 129, 1740 (1959)
  • 5) F. N. Hayes, D. G. Ott, V. N. Kerr and B. S. Rogers: Nucleonics, 13, 38 (1955)
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