抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
機械部品の強さ,特に動的強さ増加策として,高周波焼入れの有効なことが明らかとなり,現在自動車,建設機械,鉄道車両など各方面で利用されている.適用するに当って,いちばん問題となり,また重要な要素となるのは.熱処理によって発生する残留応力である.小形試験品についての測定結果はあるが,実物についての結果はあまりない.今回,実物すなわち高周波焼入れを施した電気機関車用車軸,クランク軸,電車用ピニオン,振動コンベア用板ばねの4種につき抵抗線ひずみ計を利用測定,計算を行なった.その結果,(1)対象に高周波焼入れを施した場合,硬化層表面には圧縮応力が残留する.(2)定置焼入れ,移動焼入れともに,硬化層表面に圧縮応力が残留する.(3)焼入れ境界部は多少硬化部より低いが,圧縮応力が残留していた.