抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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放射性同筐体を励起線源としたけい光X線分析の特長と二三の応用例を述べる。X線管と比較して放射性同位体の線源がすぐれている点は,X線のスペクトルおよび強度が安定していること,価格が低く多くの場合無視できる程度であること,体積が小さく工業的製造役備に組込みやすいこと,軽量で丈夫なこと,多様のスペクトルが得られること等である。一方,強度が小さいこと,分解能が低いこと,感度・精度がよくないこと,取扱いに注意いること等の欠点がある。
210Fo,
241Am等のα放出体は3kev以下のKまたはLX線の励起に用いられるが,α線の吸収が大きいため線源を薄くする等の特別の配慮が必要である。
147Pm,
90(Sr十Y)等の純β線源は電子線による直接励起と同じである。低エネルギーの光子を放出する線源としては,β線の制動放射を利用するT-Ti,電子捕獲に伴うKX線を利用する
55Feや
109Cd,低エネルギーγ放出体である
241Amや
170Tm等がある。また高原子番号元素のKX線の励起には
153Gd,
57Co等のγ放出体が用いられている。第2周期から第7周期の各元素につき適切な分析法を線源の解説図と共に示した;写2図6参12(安部 文微)