抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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1969年7月3~10日の集中豪雨特別観測期間中,定常的な梅雨前線が日本列島に沿って停滞し,九州では強い降雨が続いた。高層データを用い各要素の1週間平均値を求めて,梅雨前線の構造を調べた。梅雨前線の特長は,700mb付近に最強風をもつ下層ジェットと中・上部対流圏の暖湿帯であり,豪雨域上にこれらの軸があった。この事実を積雨対流によって説明した。水蒸気収支の結果から,梅雨前線に向かう南風により,豪雨域へ水蒸気が供給されていることを示した。梅雨前線に沿って進行する中間規模しょう乱のエネルギーは下層ジェット軸の北側の800mbに中心をもち下部成層圏に集中している。じょう乱発達域のリチャードソン数は1程度であった;写図20参34