抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ReとAmの同位元素の原子核能率を測定した。これらの四つの同位元素には共通の性質を有する,Re,Am,の基底状態は軌道角運動量が0で,四つの同位元素とも集団運動模型によってよく記述される領域に属している。測定はすべて原子ビームにおける三重共鳴法によって行った。従来は。この方法は安定な同位元素に対してのみ用いられていたが,本実験における測定によって,放射性同位元素についても有効であることが示された。また相対的な超微細構造の計算の二つの方法についても述べた。各元素について測定値はμ
I(
186Re)=+1.728(0.003)nm,μ
I(
188Re)=+1.777(0.005)nm,μ
I(
241Am)=+1.58(0.03)nm,μ
I(
242Am)=+0.3803(0.015)nm。これらの値は磁気的なしゃへいの効果をうける。これに基づく超微細異常はReに対して
186△
188=+0.1(0.4)%,Amに対して
241△
242=+1.1(2.0)%である。核磁気能率の解析はニルソン模型で行なった。理論と実験の一致は良い;図10表14参43(野間口 裕子)