抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本地域の平たん部には,無数の錯そうした低い稜(りょう)と溝(みぞ)が存在する。これらは地上ではほとんど注意をひかないが空中写真では線状構造として明’りょうに識別される。線状構造の成因は,従来,永久凍結帯,波の営力,流氷,あるいは地下の岩石の断裂模様などに由来すると考えられていた。しかし,空中写真の立体解析によれば,この線状構造は,かって漂流した湖氷のスジあとであると解釈される。線状構造の模様・方向,稜や溝の曲線をよく説明し得るのは,上記の解釈だけである。これらの線状構造は,本以的に現在のGreat Slave湖で形成されている溝(みぞ)構造と同じものである;写1図1参9