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J-GLOBAL ID:201602017410749669   整理番号:71A0379160

抗炎症剤の赤血球膜安定化作用 I H2O2によるイヌ赤血球の溶血現象と脂質過酸化

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資料名:
巻: 90  号: 11  ページ: 1347-1354  発行年: 1970年 
JST資料番号: F0508A  ISSN: 0031-6903  CODEN: YKKZAJ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN) 
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喰胞現象における白血球細胞内のH2O2増量に注目し,H2O2の生体膜に及ぼす影響を赤血球で調べ,抗炎症剤,抗リウマチ剤の作用を検討し,また,抗酸化物欠乏状態におけるH2O2溶血と脂質過酸化の関係,および脂質過酸化物の生成に及ぼす作用も調べた.フルフェナミン酸は10-4M位では過酸化を抑制し,10-3M近くでは抗溶血作用も示した.酸性およびアルカリ性で作用は弱い.メフェナミン酸は溶血より低濃度にて過酸化抑制があらわれ,10-3M以上で脂質過酸化物の生成を完全に抑えた.10-4M以上で溶血抑制が見られるが,10-3M以上の高濃度では溶血に対する効果は激減した.サリチル酸は両者に作用を示さずアスピリンは強い抗溶血性のみを示した.フェニルブタゾンはやや過酸化に対する作用が強くアミノピリンの溶血抑制率は最も高かった:参28

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