抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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1944年米国ハンフォードの化学処理プラントがPu回収の目的で建設されて以来,照射済み燃料の再処理施設から排出される高レベル廃液の処理が重要な問題となっている。これらの廃液は中和されて地下貯蔵タンクに貯留されている。現存するタンク数は135基で貯蔵能力9000万ガロンに達する。廃液はFPを多く含んだ自己沸騰性のものと,脱被覆廃液のごとき非沸騰性のものとに分けられ,それぞれ異った形式のタンクに貯蔵されている。非沸騰性の廃液んいは加熱空気を送り水分を蒸発させてタンクの中で固形化させる方法を検討している。加熱空気は電熱1,500kwで加熱され800°Cに達する。現在小規模のパイロットプラントで実験中である。酸性の自己沸騰性廃液中には多くのFPを含み,この中の
90Sr,
137Cs,99Tc,147Pm,
144Ceなどの長寿命各種を除去すれば,数年後には非沸騰性の廃液と同じようにタンク内固形化法が用いられる。このためこれらの核種を分離精製濃縮するプラントの建設が進められている。CsとSrは結晶性のゼオライトに吸着させ,密封されたステンレス鋼の容器中に格納される;図8表5(能見光彦)