抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ヒドロキシルアミン塩-鉄(II)塩系試薬によるアミノ化収率は基質の安息香酸が遊離酸であってもNa塩であってもヒドロキシルアミン量とともに増大したが,硫酸第一鉄/安息香酸モル比0.05~0.4の範囲では鉄(II)塩量には無関係であった.アミノ化において,モノアミノ化物以外に高次アミノ化物(基質が安息香酸塩の場合はトリアミノ体)が生成したが,この生成量は反応系の酸性が小さいほど大であった.この結果は芳香族ラジカル置換における置換基の電子効果からよく説明された.