抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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脱分極性筋ち緩剤であるスクシニルコリンクロリド、(SCC)による二相性変化の発現に及ぼす時間的因子を,検索する目的で23例の全身麻酔臨床例SCC 1.0mg/kgの4分間欠5回投与群(I),7分間欠5回投与群(II)などの群に分け総量5.0mg/kg投与後の極大尺骨神経刺激による電気的な振せん反応(ETR)と機械的な振せん反応(MTR)および呼吸運動を勧察した.結果I,II群ともETRおよびMTRの完全消失期間が短縮の傾向を示した.また呼吸消失時間はIとII群の間に有意差はなかった.ETRの回復程度はI群は完全回復に近い値を示し,II群は抑制を示した.これはI群が直線関係を示すのに対しII群は二相性変化を示し,明らかな回復遅延が認められた。SCCの二相性変化の発現は時間的因子が大ぎく関与し時間と用量相関関係が存在することが明らかにされた:参35