文献
J-GLOBAL ID:201602017628149817   整理番号:66A0288885

放射能障害の温泉療法 (第18報) γ線障害に対する湯の花浴の効果

著者 (2件):
資料名:
号: 16  ページ: 4-9  発行年: 1965年 
JST資料番号: F0944A  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN) 
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
前回秋期実験につづき,今回は春期に2,000Ciの137Csのほぼ500R(半致死量)を成熟かとに全身照射し,その日から2週間,各種温泉浴の実験を行ない,前回の成績と比較した。使用温泉は温研泉,湯の花加温研泉(0.5g/l),原爆センター泉,対照としてシステアミン注射(40mg/kgを隔日7回皮下注射)および非泉浴の5群である。前回のシステアミン注射は1回量25mg/kg。両回の実験成績を総合すると,(1)原爆センター泉にはシステアミン注射(25mg/kg隔日皮下注射)に匹敵するγ線障害防止作用がある。(2)システアミン40mg/kgの隔日7回注射では,半致死量のγ線障害をほとんど防止した。(3)秋期と春期とでは,湯治前春期に骨髄有核細胞数が著しく多く,血清チォール値が低かった。(4)したがって春期では,γ線による骨髄有核細胞の減少は,泉浴2週後にも回復しないものもあるが,それでも秋期の前値を上まわった。(5)γ線による血清チオール値の減少は春期に著しく,泉浴2週後の回復はめざましい。(6)体重,骨髄有核細胞の減少防止,骨髄細胞分類の変動など,原爆センター泉がシステアミン注射群にもっとも近い成績を示した。(7)湯の花加温研泉群は,体重減少防止,骨髄細胞回復の面で,システアミン注射群に近かった;図23表1
タイトルに関連する用語 (5件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る