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J-GLOBAL ID:201602017710514590   整理番号:68A0314930

染色体と細胞の放射線感受性II120種の異なった生物における染色体体積.ヌクレオチド量およびD0間の相互関係の放射線感受性予知への利用

Chromosomes and cellular radiosensitivity U uSe of interrelationships among chromosome volume nucleotide content and D of diverse organisms in predicting radiosensitivity
著者 (3件):
資料名:
巻:号:ページ: 205-238  発行年: 1968年 
JST資料番号: C0624A  CODEN: RABOA   資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: イギリス (GBR) 
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ウイルスから高等動植物にいたる120種の異なった生物の染色体体積,染色体当りヌクレオチド量および染色体核酸の濃度は.文献からまたは実験的に求めた。染色体体積やヌクレオチド量には生物種により107程度の差異があり.成熟核およびほとんどの原核細胞で染色体体積とヌクレオチド量の間にともに正比例関係が認めうるが.互いに異なる直線上に分布する。一本鎖核酸をもつウイルスではヌクレオチド量と染色体体積との関係が正比例でない。これら生物種のD0にも104程度の差異がある。D0と染色体体積との関係はこれら生物種を8群に分類するとそれぞれの群内で両者の間に逆比例関係が成立つ。これら各群をradiotaxonと呼ぶ。D0とヌクレオチド量とでは.ミクソウイルスを除いて.4つの逆比例関係群に分けうる。これらの分類は.通常の生物分類.倍数性や遺伝物質の複雑性とは一般に無関係である。染色体核酸の濃度は.生物種間の差が小さく.D0と明白な関係はない。電離放射線のエネルギーを吸収する標的の体積を考えると.ヌクレオチド量より.核酸の分布する体積を代表しうると思われる休止期染色体体積の方がより有意義であると考える;写図5表4参243(市川定夫)

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