抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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原子炉や加速器からの中性子を用いて実験を行う際バックグラウンドを減ずることが必要で,コリメータ系やしゃへい体を熱中性吸収断面積の大きい
10Bや
6Liを含む混合物体でおおうのが普通である。
10Bの吸収断面積は大きいが,その93%は478keVのγ線を放射する。一方
6Liではその割合は34000:1と減少して,吸収体として優れている。Li
2CO
3は比較的低温で(618°C)で溶解し,吸湿性がなく,ほぼ一様性を示し,機械加工には注意を要するが適当な強度をもつこと,蒸気圧が低く真空に保てるなどの特徴をもっている。
6Liは高価であるが使用量が少ないので,原子炉を中性子源としたコリメータ系に採用した経緯について報告している;参2