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J-GLOBAL ID:201602017780066188   整理番号:70A0352811

放射線照射後の細胞の生存および回復に対する酸素効果

The effect of oxygen on cellular survival and recovery after radiation.
著者 (2件):
資料名:
巻: 42  号: 504  ページ: 9l4-924  発行年: 1969年 
JST資料番号: C0944A  ISSN: 0007-1285  CODEN: BJRAA   資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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酸素下での放射線照射は,細胞の生存曲線上の外そう数を高くし,分割照射での障害の回復の減少が報告されている。しかし完全けん気下での照射による生存曲線は外そう数が1になり,回復の過程は酸素の有無により左右される。また線量によっても細胞の生存率に対する酸素効果が異ることを解析検討した。材料はハムスターの培養細胞を用いた。けん気条件はアルゴンを用いた。放射線は190kV,15mAで235R/分のX線を用いた。単一照射によると,対照(アルゴン中2pmm酸素)でD0=277R,外そう数1.08,酸素120ppmでD0=256R(外そう数1.39)400ppmでD0=220R(外そう数2.48)となり,酸素濃度が高い程外そう数は大きくなった。しかし,700-1000R辺に生存曲線の逆転軸があり,これ以下の線量では酸素下照射の方が生存率は高い。この現象を生存率の増加率(対照に対する)からみると200Rで1.12,300Rで1.10,450Rで1.10を示し,10%近く生存率が高く線量による明らかな酸素効果の作用機構の差異を示している。分割照射における酸素効果は,2x800Rの場合酸素120ppmの存在下で生存率は0.36,400ppmで0.55と酸素濃度が高い程生存率は高い。3x300Rの場合対照2ppm酸素下照射で生存率0.96に対し,120ppm酸素下照射では生存率1.17を示した。単一照射では900Rでは酸素があると生存率は低いが,分割照射では酸素があると生存率が高くなる。酸素は二つの役割を照射時にもち,1つは障害に対し細胞の減受性を増感させるものと,もう1つは回復過程のエネルギーを得るための酸化代謝に役立つげのとがあると結論(小村仁道)
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