抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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アクロレインの気相接触酸化によるアクリル酸合成触媒であるモリブテン-バナジウム-ひ素系触媒において,調製法の影響を知るため,調製時の還元剤の効果および触媒の作用機階を検討.その結果,調製時における弱還元剤,たとえば含窒素塩基の添加,またはプロピレン,水素などの還元性ガスを調製後に高温で接触することにより,触媒活性が改良された.処理条件を詳細に検詞した結果,これらの作用はいずれも同一で,熱処理過程において触媒の原子価抑制を行なうものと認められた.これより,本接触反応の触媒活性種は低原子価金属酸化状態であることが示唆された:参14