抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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モノフェニル酸化窒素ラジカル(フェニルNOR)の溶液中のESRにおいて,窒素のhf分離と窒素についているhf分離の比AN/AN(NH)がほぼ一定の値約0.77であることが報告されているが,この値の不変性をたしかめるために若干の実験を行ない,分子内水素結合(IH-結合)を持つフェニルNORが他の一定比を持つことを示した.種々の条件下でいくつかのフェニルNORに対して比を求めると0.74~0.76の範囲にあり,溶媒,置換基,立体障害の効果はすべて,1%以下の変化を与えるにすぎない.これはスピン密度の約70~80%が窒素と酸素原子上にあることによる.ラジカルがIH-結合すると比は0.71~0.68に減少し,この減少率によりフェニルNORのIH-結合生成をチエックできる:参6