抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
チロキシン結合たんぱく質を多く含みT
4(全血清チロキシン)含量の少ない血清を女性ホルモンとT
3を投与したヒトより採取し炭末と45°C,10分インキュベートして完全にT
4を除く。この血清1.2/100希釈のものを用いた。血清中からのT
4の抽出はNaOH-T
4-
125(終濃度0.15N)を用い45°C,10分インキュベートとT
4を結合たんぱく質と共にインキュベートした後SephadexG-25カラムによりたんぱく質,ヨードとT
4とを分離する。Sephadexに吸靖されたT
4を結合たんぱく質と共にインキュペートし再びSephadexカラムにより吸燕非吸着T
4を分離し放射能を測定する。この新しい方法による主な利点は感度がT,にして0.3pmol(0.23ngT
4,152pgよう素)であるので少量のヒト血清7μのより測定可能であることである。またマウズ血清中のT
4がこの方法によって初めて測定された。SephadexによるT
4の血清中よりの抽出は再現性が高く以前の方法のように抽出物の蒸発乾固の必要がないという利点がある。データ処理に高速デジタルコンピュータを用いた。これにREGSATと呼ばれるコードを組み込むとサンプル中のT
4濃度を誤りなく予知することができ,また標準曲線分解能を測定することが可能である(一井昭五)