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J-GLOBAL ID:201602017953597478   整理番号:65A0244123

塩化エチルと反跳トリチウムの反応

Recoil tritium reactions with ethyl chloride.
著者 (2件):
資料名:
巻:号: 15  ページ: 3304-3311  発行年: 1965年 
JST資料番号: R0025A  ISSN: 0002-3264  CODEN: DANKA   資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 旧ソビエト連邦 (SUN) 
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高エネルギーのトリチウム原子による塩化エチル分子中のH原子の置換反応によって励起状態のC2H4TCl*分子が生成するが,その収率は圧力ならびに相に依存し,これは最初の生成物の一分子分解と一致している。C2H4,TC*に対するもっとも重要な一分子分解反応はHC1の除去とC2H3Tの生成であり,また分解をおこす分子の15±5%はC-Cl結合の解裂によって反応をおこすことになる。高エネルギーのトリチウム原子と塩化エチルの反応の結果Clの置換によりC2H5T*,CH3の置換によりCH2TC1*,CH2Clの置換によりCH3T*がそれぞれ生成することが認められ,またこれらの反応生成物は各々一分子分解反応をおこすことが知られた。トリチウムホットアトムの塩化エチルとの反応における一次的な収率は,HT,100;C2H4TCl,56;C2H5T,10;CH3T,7;CH2TCl,3の比になっていることが見出された。塩化エチル中のCl原子の置換反応のおこる確率は塩化メチル中のCl原子の置換される確率の0.7倍であり,このことはC2H5とのC-T結合の生成がCH3とのC-T結合の生成よりも困難であることを示す。この傾向をさらに確証するためには他の分子についても一次生成物の分解程度に注目した実験が必要である;図2表5参37(富永 健)
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