抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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Gd塩を皮下注射するとラットこう丸はその一部の血管(内精系動脈およびつる状静脈叢)の傷害をおこし壊死におちいるが,やがて回復してICTを生じる。ICTはまたこう丸への血管の上記の同様の一部または全部を結さつしても生じる。各一群20匹の雄ウィスタ系ラットに酢酸亜鉛3.0mM/kgを3回投与し,またはしないで上記の注射または手術をし,その1年後に,前立腺後側葉の
65Znとりこみによるアンドロゼン活性度とこう丸の組織学的検索を行った。これらの処置により1年後に68~77%にICTが生じたが,3処置の間には腫瘍発生率および腫瘍形態についての差は見られなかった。しかし内分泌的には全結さつのものにはアンドロゼン産生能がなく,部分結さつまたはCdによるものは正常より低いが産生能があった。亜鉛はCdによるICTの発生を抑制しうるが,結さつによるそれは抑制できなかった;表1参15