抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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強い光源のレーザーによって,励起子で起こる二光子吸収は,一光子のみでは存在しない偏光方向依存性をもつ.この事実を用いて立方対称の結晶,例えばアルカリハライドのエネルギー帯構造をきめうる可能性がある.二光子吸収係数を励起子の効果をとり込んで求めた.ブリュアン帯の極値がΓ点にあり,そこで励起子遷移が起こるものとすれば,吸収係数は群論的に得られる.その方向依存性を示した.一般に極値がΓ点にないときの多谷バンド構造の場合に,極小点が,比較的対称のよいΔ,Σ等の縮退した点にあり,遷移がその点で起るものとして前のとり扱いを適用した.NaCl型の結晶での吸収係数の偏光方向性は,立方対称群のA
1g,E
g,T
1g,T
2gの4つの表現関数のみの組み合せで得られる.