抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
ショ糖合成酵素の活性は,塊根の発育初期に大きく,しだいに減少し,掘りとり貯臓あるいは露光処理によって急激に低下した。発育全期間を通じて,UDP-ショ糖分解反応の活性が最大で,UDPG-ショ糖合成反応の4.5倍で,ADP-ショ糖分解反応の活性が最も小さい。また,これら3つの反応の酵素活性は,並行的に変化した。ショ糖合成酵素は,ショ糖の合成と分解の両反応で,最適pHやMnC1
2の効果などで異なった性質を示した。MnC1
2は,またADPG-ショ糖合成反応とUDPG-ショ糖合成反応に対しても異なった影響を与えた。ADP-ショ糖分解反応は,本実験で用いたすべての条件で,UDPあるいはUDPGによって強く阻害された。以上の実験結果をもとに,ショ糖合成酵素の生体内における役割について考察した