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J-GLOBAL ID:201602018053264062   整理番号:66A0288292

ソラマメ萌芽にみられるごときある種の放射能保護物質活性にかんする比較研究

Comparative study of the activity of some radioprotectors as demonstrated on vicia faba plantules.
著者 (1件):
資料名:
ページ: 192-198  発行年: 1965年 
JST資料番号: Z0000A  資料種別: 不明
記事区分: 原著論文  発行国: その他 (ZZZ) 
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マメ類の萌芽はイオン化放射能の作用に敏感であり,同時に照射による萌芽組織の成育遅滞および有糸分裂活動の阻害が各種の化学薬品にて快復しうる点に着目し,萌芽を新しい化合物の放射能保護作用の廉価にして簡便なる検定物として利用すべく,化学構造類似の化合物の作用を判別することおよび萌芽で得たデータと動物実験の結果の比較を検討した。ソラマメの種子の幼根が垂直下方に伸びるような発芽方法をとり,室温(17-22°)で実施。実験開始後3~4日目に幼根測して日々の増大を計算し20-30個体からなる群分けを行い,この群を被検調製液中に30-60minおいたのちX線照射を実施。照射量は200,300,および400γ。照射時間5,7,10min,照射線率40r/min。X線照射ソラマメ幼根成長におよぼす放射能保護物質は,メルカミン,シスタミン.S.β-アミノエチルイソキウロニウム,β-メルカプトエチルグアニジンジサルフアイドおよびナトリウム・ジェチルジチオカルパメートが統計的に有効であった。5-メルカプトペンチルアミンジサルファイドおよびS-エチルイソチウロニウムは構造が保護物質に類似せるにも拘らず,動物には保護作用を示さないが,ある濃度である時期のみソラマメ萌芽を保護する。これらの実験が放射能保護物質の一次選定に利用しうることを結論した;図1表1参12(西村 日出彦)

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