抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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A.tumefaciensはキクイモ根茎にしゅようを生ぜしめることが知られているが,著者はこのしゅように対するX線照射の影響について検討した。キクイモ根茎を組織培養し,これに500,1000,1500,2000および2500radのX線を照射し,2日後A.tumefaciensを添加した。その結果,まず無照射および1000rad照射までは組織にクロロフィルの生成が見受けられ,しゅようの発生は500,1000,1500即照躯ではほとんど100%に生じていたが,2000radでは60%位,2500radでは10%位の発生を見た。ついでしゅよう組織の平均重量をみると1500rad区が最高で2000radで減少し,2500で最低であった。また外植組織の生長は,対照より照射量増加と共に下降していることがわかった。これらの結果から,X線照射は2000radからA.tumefaciensの働きを低下させ,2500rad照射ではほぼ完全にしゅようを阻止していることを知った