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J-GLOBAL ID:201602018096837490   整理番号:64A0266584

りん酸トリブチルおよび塩化コバルト(II)-りん酸トリブチル溶液による塩化リチウムの固相一液相抽出

著者 (3件):
資料名:
巻:号:ページ: 85-91  発行年: 1964年 
JST資料番号: G0554A  ISSN: 0085-2635  CODEN: MFKCAL  資料種別: 逐次刊行物 (A)
発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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りん酸トリブチル(TBP)を用いる固相一液相抽出によりLiClを他のアルカリ元素の塩化物から分離することができる.この方法はLiC1のTBPへの大きい溶解性にもとづく.Mg,Ca,Srの塩化物もLiClと同様に抽出される.Na,K,ルビジウム,セシウム,Baの塩化物はほとんど抽出されない.なお,CoCI2(II)-TBP溶液でLiC1を抽出すると,CoCl2-TBP溶液の可視部における吸収曲線が変形する.これは有機相中において高次のコバルト(II)錯塩が生成するためと思われる.この反応はLic1に特異的なものであり,塩LiClの検出に利用できる.

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