抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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りん酸トリブチル(TBP)を用いる固相一液相抽出によりLiClを他のアルカリ元素の塩化物から分離することができる.この方法はLiC1のTBPへの大きい溶解性にもとづく.Mg,Ca,Srの塩化物もLiClと同様に抽出される.Na,K,ルビジウム,セシウム,Baの塩化物はほとんど抽出されない.なお,CoCI
2(II)-TBP溶液でLiC1を抽出すると,CoCl
2-TBP溶液の可視部における吸収曲線が変形する.これは有機相中において高次のコバルト(II)錯塩が生成するためと思われる.この反応はLic1に特異的なものであり,塩LiClの検出に利用できる.