抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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生長ホルモンが糖中間代謝に及ぼす影響を詳しく知る目的で,この実験を行った。18時間絶食さした正常および下垂体摘除雌ラットに,ブドー糖を腹腔内に投与し,六単糖-6-りん酸の細胞内濃度が最高になる一時間後に殺して,脚筋を切りとり,直ちに液体窒素を利用して冷凍乾燥し粉末にlだ。それを過塩素酸で抽出,Ph 74 に調整して,ブドー糖-6-りん酸,果糖-6-りん酸量をそれぞれ,ブドー糖-6-りん酸脱水素酵素,りん酸。ブドー糖転移酵素を加えて,その基質の吸光度の変化で測定した。4日間つづけて生長ホルモッを注射した正常および下垂体摘除雌ラットについても同じ方法でブドー糖-6-りん酸,果糖-6-りん酸量を測定した。結果は,生長ホルモン処理正常および下垂体摘除雌ラットは,対照群に比して,ブドー糖注射lh後には,統計的に有意にブドー糖-6-りん酸が増加していた。果糖-6-りん酸も増加していたが,統計的には有意でなかった。6単糖-6-りん酸の細胞中蓄積の機構は,なお詳らかでないがPhosphcfructokinaseの活性抑制の結果によるらしい;表1 & 20(兼吉 章)