抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
麻酔剤ケタミン(I)の昇圧機序と副じんの関連を明らかにずる目的で,I麻酔の臨床経験中副じん機能の検査を行なったものについて検討.高齢者47%を含む泌尿器科患者55例の手術,検査にI麻酔を施行しほぽ全例に血圧上昇をきたした.2例にっき血中コルチコステロン濃度を経時的に測定したところ,ステロイド濃度は血圧上昇にわずかに先行して上昇していた.両側副じん摘除患者にI麻酔を施行し全例に昇圧が認められた.その昇圧パターンは副じんを有する患者のそれと大差がなく,脈圧の減少が見られたに過ぎない.以上から,I投与によりおこる血圧上昇に副じん皮質が多少関与する可能性は推測されるが,副じんがその昇圧機序に大きな役割を果たしているとは考えられない:参44