抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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酸化亜鉛一酸素系の吸着実験を-80°,25°,140°および280°の各温度で行なってそれらの量的関係を調べ,また電流測定の結果と合わせて酸素の吸着型を検討.とくに140°280°Cにおいてはそれぞれ異なった量の酸素を2~3分間で吸着させてから室温まで急冷し.さらにその上に室温で吸着する酸素量を測定することによって量的な関係を明らかにした.25°Cでは不可逆的なイオン吸着種にともなって可逆的な中性種が存在し,その量は互いに比例する.140°Cにおける飽和吸着量は25°Cにおけるイオン吸着種の1/2であり.280°Cになると更に減少する.以上のことから,25°Cではかなり安定なO
2-とやや不安定なO
2-が共存し,140°CではO
-が,また少なくとも,280°C以上ではO
2-がおもな吸着種になるものと推定.-80°Cで中性吸着種の可逆性は失なわれ,この温度ではO
2-が安定に存在し得ることが判明.