抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ATPをラットを用いて1回あるいは連続腹こう内投与し,心房筋.心室筋および刺激伝導系各部(洞房結節,房室結節,房室束)を含む各組織を摘出し,PAS反応にて染色しグリコーゲンの分布状態の変動を観察.グリコーゲンであることはすい液消化試験にて確認.ATP 1回投与ではいずれの組織にも変化を認めず,連続投与で心房筋,心室筋にそれらの線維内に存在するグリコーゲンの減少を顕著に認めた.刺激伝導系各部の筋ではほとんど変化を認めなかった.以上からATP剤は心筋に対して何らかの形で,心筋の代謝物質,とりわけ糖質代謝こう進のために作用するものと考えられる:参17