抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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題記について調査の結果,本病には前期発病株(出穂前に発病)と後期発病株(出穂から出糖後2~3週間に発病)があることを知った.被害は発病時期の早いほどひどい,普通栽培では,最高分けつ期,早植栽培では減数分裂期までの被害が顕著である.分けつ期では1個体が発病しても他のものが補償作用をするが,最高分けつ期ではそのような作用が弱い.本病に併病するものは,ごま葉枯病,Fusarium菌による薬鞘腐敗などである.初発生は早期・早植で,本田初期の5月下旬~6月中旬に,また普通植で苗代末期の6月中旬に認められる.