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J-GLOBAL ID:201602018340956005   整理番号:66A0311522

塩化トリホスホニトリルおよびその誘導体(XVI)トリホスホニトリル酸アリルエステルの重合および共重合

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資料名:
巻: 68  号: 12  ページ: 2450-2453  発行年: 1965年 
JST資料番号: F0171A  資料種別: 逐次刊行物 (A)
発行国: 日本 (JPN) 
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トリホスホニトリル酸アリルエステル(ATP)は重合開始割としてアゾビスインブチロニトリルや過酸化ベンゾイルを用いて容易に重合させることができる.初期重合体の極限枯度は小さく,0.05~0.06程度であり,高ポリマーは得られなかった.これは破壊的単量体連鎖移動かおこることから説明された.変化率50%以上でゲル化か起こり,ポリマーはほとんどの有機溶媒に不溶となる.ポリマーの加熱減量曲線を窒素中および空気中で室温から600°Cにいたる昇温過程で調べた結果,空気中では400°Cで10%,600°Cでは20%の減量を,また窒素中では空気中よりいく分高い減量を示し,ポリマーは熱に対して比較的安定であることがわかった.ATPとスチレンとの共重合実験を70°Cで行ない,単量体反応性比およびQ,e値を求めた.γ1=0.510,γ2=0.221,Q2=0.61,e2=0.70.このことからATPはスチレンよりも反応性は小さいが,他のアリル化合物の場合よりも活性であることがわかった.

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