抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
自由な核子-核子相互作用で分離可能なポテンシャルを用いて,低密度ガス近似-別の言葉でいえば独立対近似-の下で原子核物質の単一粒子励起の崩壊を計算する.低エネルギー励起に対しては,この崩壊が5×10
-23SECよりも長く5×10
-21SECよりも短い崩壊時間をもって生ずる場合には光学模型を用いて計算することが出来,その崩壊の計算は一体のグリーン関数を用いて行うことが出来る.この際グリーン関数表示方式は素粒子の崩壊で用いられたLehman-Kallenのものを使用し,核物質をHartree-Hockの平均ポテンシャルで記述する.このHartree-Hockの平均ポテンシャルを光学ポテンシャルとして取扱うために,単一粒子励起の崩壊は光学ポテンシャルの実部および虚部をパラメータとする崩壊様式として記述出来,一体粒子の平均ポテンシャル中の運動のプロパゲータはグリーン関数そのもので表現することが可能になる.単一粒子のスペクトラムはWheeler-Yamaguchiのポテンシャル,およびこの論文で用いられた分離可能なポテンシャルの場合に夫夫計算され図示されている.その際用いられた光学ポテンシャルのパラメータ値,および核子の有効質量m
*の値が同時に与えられている;図7 表2