抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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12種の市販のスルファニルアミドの酸解離定数(pK
a)を,27±1°C,イオン強度(μ)0.2において,分光光度計で測定した結果,そのpK
aはおのおのスルファピリジン8.56,スルフイソミジン7.49,スルファチアゾール7.23,スルファメトキシピリダジン7.17,スルファメラジン6.85,スルファダイアジン6・37,スルファジメトキシン5.98,スルファフェナゾール5.89,スルフイソメゾール5.72,スルファメチゾール5.22,スルフイソキサゾール4.79,N-スルファニリル-3・4-キシルアシド4.37であった.またスルファニルアミドの複素環置換基がpK
aに及ぼす影響については,互変異性が存在しない場合は,Hammett則が成立するが,そうでない時は,pK
aの値は対応するベンゼン系と大きく異ると考えられる.