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J-GLOBAL ID:201602018356408938   整理番号:71A0377760

歯周病と歯肉組織ペルオキシダーゼに関する臨床的研究

著者 (1件):
資料名:
巻: 20  号:ページ: 344-360  発行年: 1971年 
JST資料番号: F0912A  ISSN: 0029-0297  CODEN: NKOGA   資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN) 
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歯周病と歯肉組織ペルオキシターゼとの関連性を追究するため,健康人とり患患者歯肉組織を用い,ペルオキシダーゼ(I)活性を中心に,同時にカタラーセ(II)活性を測定し,比較検討した.炎症型歯肉群は最も盾性が高く,ついでジランチン歯肉群,混合型歯肉群,骨い縮型歯肉群の順で健康歯肉群よりI橘性が高かった.各歯肉群間でたんぱく量に差がないので,Iの比価性も同様の傾向が認められた.歯肉嚢の深さと活性値の相関関係は,ジランチン歯肉群を除き,その深さ2~4mmの部分に高いものが集中し,H2O2産生菌の分布と歯肉組織における局在性に一致した傾向が認められた.年齢別では10代から20代の炎症型歯肉群とジランチノ歯肉群が堀に活性が高かった.性別では女性の方が高かった.Iの上昇に伴い,IIは低下傾向を示した.HbO2の吸収スヘクトルの比較により,炎症型歯肉とジランチン歯肉は健康人のより低い吸光度を示した:参67
引用文献 (67件):
  • 1) Glickman, I., Turesky, S., Hill, R.: Determination of oxygen consumption in the normal and inflamed human gingiva using in the Warburg manometric tecknique., J. Dent. Res., 28, 83, 1949.
  • 2) 藤岡幸雄: 歯槽膿漏症患者の切除歯肉に於けるHistamin量, 岡山医会誌, 65: 129, 1953.
  • 3) 尾崎精一: 歯槽膿漏症歯肉組織のCholinesteraseに関する研究, 札幌医誌, 5: 390, 1954.
  • 4) 佐藤寛: 人膿漏症歯肉組織のAdnosintriphosphataseに関する研究 (1), 札幌医誌, 9: 50, 1956.
  • 5) 杉山正彦: ヒト歯肉の脱水素酵素活性について, 口病誌, 27: 335, 1960.
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