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J-GLOBAL ID：201602018376311701   整理番号：72A0391048

表面硬化材の疲労強度に及ぼす残留応力の影響

著者 (3件)： 大内田久 (日立) ,  西岡章夫 (日立) ,  早山徹 (日立)
資料名： 材料  (材料試験)
巻： 21  号： 227  ページ： 733-738  発行年： 1972年 
JST資料番号： F0385A  ISSN： 0514-5163  CODEN： ZARYA   資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN) 

抄録/ポイント： これまで高周波焼入れ材においては,き裂疲労強度は大幅に増大するが,停留き裂の生じない疲労強度はほとんど上昇しないこと,表面硬化したような高硬度材においては微細な介在物や組織の不連続などの微視的欠陥が疲労強度に影響することが判っている.このことから,表面硬化材を一種の欠陥材とみなして,その疲労強度は微視的欠陥からのき裂の進展問題として実験を行ない,表面硬化材における疲労強度に及ぼす残留応力の影響は,平均応力の影響と等価であり,やわらかい一般構造用鋼の場合とは異なり,圧縮残留応力による強度増大,引張残留応力による強度低下は顕著となり,この傾向はかたさが増大すると大となるという結論を得た:参11

引用文献 (11件)：

• 1) たとえば, 大内田久, 西岡章夫, 岩崎勤, 材料12, 451 (1963).
• 2) 中村宏, 鉄道技研研究報告, 82, 38 (1959).
• 3) 早山徹, 日本機械学会講演論文集, 720-1, 73 (1972).
• 4) 大内田久, 西岡章夫, 北村一郎, 日本機械学会論文集, 36, 898 (1970).
• 5) Fuchs, H.O., Trans. ASME. J. Basic Engg., June (1965).

タイトルに関連する用語 (3件)： 表面硬化 ,  疲労強度 ,  残留応力