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J-GLOBAL ID:201602018448573552   整理番号:68A0331095

家蚕フィブロインの分子形態

著者 (4件):
資料名:
巻: 24  号:ページ: 392-396  発行年: 1968年 
JST資料番号: F0278A  ISSN: 0037-9875  CODEN: SENGA5  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN) 
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赤外吸収スペクトルおよびX線を用いて絹糸腺内凝固フィブロインの分子形態を研究し,次の事実を明らかにした.後部絹糸腺内凝固フィブロインはβ型で,赤外2色性を調べた結果からパラレル-βであることを確認.中部絹糸腺内フィブロインのα型結晶構造はα-ヘリックスでもクロス-βでもなく水素結合をポリペプチド鎖に対し垂直にもつようなヘリカル構造であると考え,このような2次構造では分子内水素結合がないため容易にβ型に転移できるものと考察.これが前部糸腺に送り込まれるとX線図はβ型粉末図型に変化,すなわちランダム形態をとるものと推察:参16
引用文献 (16件):
  • 1) 飯塚英策;繊学誌, 19 (11), 919 (1963)
  • 2) E. J. Ambrose, C. H. Bamford, A. Elliot, W. Hanby; Nature, 169, 264 (1951)
  • 3) F. Happy, A. J. Hyde; Nature, 165. 196 (1950)
  • 4) 呉祐吉,高木春郎;絹糸の構造, 323,千曲会出版部(1957)
  • 5) 岡小天,近久芳昭;絹糸の構造, 284,千曲会出版部(1957)
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