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J-GLOBAL ID:201602018530558804   整理番号:71A0380195

嫌気的培養による消化管内細菌そうとそれの術前ネオマイシン使用による影響

著者 (1件):
資料名:
巻: 30  号:ページ: 343-385  発行年: 1971年 
JST資料番号: F0911A  ISSN: 0029-0424  CODEN: NICHA   資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN) 
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消化器疾患45例の開腹手術時における嫌気性細菌について検討し,そのうち半数にネオマイシン(NM)を使用して比較検討した.偏性嫌気性菌は胃,十二指腸,空腸,回腸,横行結腸およびS状結腸の各部位で検出された.胃および小腸は主に嫌気性グラム陽性球菌,陽性桿菌,陰性球菌を認めた.横行・S状結腸の下部腸管ではグラム陰性無芽胞嫌気性桿菌ことにBacteroidesが圧倒的に多く検出された.術前NMの使用はE.coliその他の通性嫌気性菌の抑制には1~2日間で著効を奏したが,偏性嫌気性菌に対しては抑制効果は得られなかった.分離したBacteroidesの抗生剤に対する感受性成績ではテトラサイクリン,クロラムフェニコールに感受性を示したが,NMには自然耐性であるので,腸管非吸性という利点はあるが適当とは思われなかった:参78

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