抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ランタニド元素の存在が注目され簡便正確な分析法が多くの研究所で開発されている。その方法はグループ分離して機器分析する方法で誤差が少なく簡便なのが特長である。著者らは11のランタニド元素の機器中性子放射化分析法を開発しアポロ12ルナー試料に適用した。200mg試料を5分間照射し1-2時間冷却し20分間計測しDyを算出した。同し日に,同じ試料を2時間照射し約5日冷却したのち試料を600分計測しLa.Sm.Yb,Luを定量した。8時間照射後,試料を洗浄したポリエチレンバイヤルに移し約1週間後,X線検出器で測定しGdの定量の
153Smの妨害の補正に用いた。照射後,10日してEu.Tbを定量し再びLa,Yb,Luを算出した。長時間照射して3週間後に試料をX線検出器で計測しCe,Nb,Gd,Tmを定量し再びYb,Euを算出した。放射能測定には2つのGe(Li)検出器を用いた。ルナ試料10084,10017の他の研究者の値と著者らの測定値と比較したところ,同じ程度の正確さであった。小さいX線検出器と大きいGe(Li)検出器を使って11の元素を正確に測定できる。この方法は人力が省けて,すべての計算を電算機でできる(河村正一);写図3表2参9