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J-GLOBAL ID:201602018641535617   整理番号:66A0287919

速中性子放射化による有機材料中の微量酸索の定量

著者 (2件):
資料名:
巻:ページ: 441-443  発行年: 1964年 
JST資料番号: F0880A  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN) 
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TD反応による14MeVの速中性子を用いて,数積の鉱油,不燃油およびポリプロピレン中の微量酸素の定量を行ない,これら有機材料の劣化問題の解析を試みた。油試料としてa)3~12年使用した変圧器の絶繰油,b)異なる原油から精製された数種の潤滑油,c)工場で使用した劣化潤滑油とその再生油,d)塩素化油を,またポリプロピレン試料としてa)60°C,8時間乾燥したチップを170°と200°Cでプレスしたもの,b)空気中と真空中でチップにγ線照射したもの,c)3Nの塩酸,水酸化ナトリウムと純水および空気中フィルムにγ線照射したものを用いた。(a)については酸素量と誘電正接および体積抵抗率等の電気的性質との相関を調べたが,全酸価とこれら電気的性質との相関よりも悪いことを知った。(b)については油と精製度と酸素量との相関を見出し,(c)については再生処埋で油中の酸素量が元の状態に復することを確かめた。一方(d)は酸素気流中の加熱でもほとんど酸素量の変化を認めず,きわめて安定である。ポリプロピレン中の酸素量は0.100~0.219%でメーカにより多少の差がある。γ線照射した試料では照射時間とともに酸素量の増加がみられ,これは試料の表面に大きく影響することを知った。塩酸溶液中では比較的劣化されやすいが,水酸化ナトリウムと純水中ではほとんど変らないようである。なお,1.回の測定に要する時間は試料の調製と計算を除き1~15分である;図3表5参5

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