抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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腸管組織の
40Caおよび
45Caに及ぼすビタミンDの影響をin vivoで調べた。ビタミン欠乏および投与ラットの十二指腸と回腸の一定部分をin situで
45Caを含む3.4mMCa等張液をかん流した。ビタミンの充足している場合には,in vivoでの輸送が増加し,洞時に組織
45Ca濃度と粘膜画分の比放射能が減少した。ビタミンDはかん流しない組織の内在性
45Caに何ら影響を与えなかった。粘膜細胞における流速についての計算から,ビタミンDの最大の作用は流入の増加であることが推定された。これらの結果は,粘膜細胞におけるビタミンDが作用する主な部位は,管から血液へのCa輸送における放出段階であることを示している(木村俊夫)