抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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アロフェンの性質に関してさらに多くの情報を得る目的で,土壌アロフェンを結晶性けい酸塩粘土鉱物と比較しながらその浸潤熱を測定した.その結果,アロフェンの水に対する浸潤熱が最も大で21.6~33.5cal/g.カオリナイトは最も小さく6.3~8.1cal/g.モンモリロナイトはその中間で10.3~21.7cal/gであった.これらの値はそれぞれの粘土鉱物の表面積と高い正の相関があったが,単位表面積当りの熱量はアロフェンが他の粘土より大であった.アロフェンとモンモリロナイトの浸潤熱は交換性陽イオンの影響をうけやすく,陽イオンの加水熱と対応していた.105°Cで乾熱するとアロフェンの浸潤熟および表面積は著しく減少し,アロフェンの表面が不安定であることを示唆した.浸潤液によるアロフェンの浸潤熱は水>ベンゼン>トルエン,アセトン>エタノール>n-ヘキサンでこの順序は粘土種類によって異なった:参13