抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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溶融素ねり反応によってアイソタクチックポリプロピレン中への高分子反応による無水マレイン酸の導入,およびイオン橋かけ反応が可能であることは前報に示したごとくであるが,この場合,重合度の低下をおさえることができない.そこで適当な溶媒中での均一反応について検討したところ次のような結果を得た.(1)アイソタクチックポリプロピレンへの無水マレイン酸の導入反応は,キシレン溶媒中にアイソタクチックポリプロピレンおよび無水マレイン酸を均一に分散させ,窒素下120°Cに昇温後,開始剤,たとえば過酸化ベンゾイルを加えてゆくと容易に起こる.(2)得られたベース重合体は,未変性のポリプロピレンに比べて重合度の低下が少なく,また,無水マレイン酸に帰因する着色の見られない無色の粉末状で得られる.(3)イオン橋かけ反応はトルエンとジメチルホルムアミドの混合溶媒中で酢酸亜鉛を用いることによって容易に行なうことができる:参3