抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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BH
4の水溶液の放射線分解では水素ができるが,その中でG=6.8に相当する水素は測定中にできる分で,G=6.3に相当する水素は照射後数時間内にできる。パルス放射線分解を行なった結果OH+BH
-4の反応でできる中間体がみとめられ,さらにこの反応の速度定数を1.2×10
10dm
3・mol
-1・s
-1ときめた。この中間体(I)は260nmおよび400nmに吸収をもち2分子的反応(k=8.5×10
8dm
3,mol
-1s
-1)で,250nmに吸収をもつ中間体となるが。この中間体は一次の反応でゆっくりと消失する(k=15s
-1)。酸素があると(I)はこれと反応して(k=5.7×10
9+dm
3・mol
-1・s
-1)中間体(II)を与えるが,(II)は一次(k=3x10
3s
-1)と二次(k=1.2×l0
5dm
3・mol
-1・s
-1)と二次(k=1.2×10
5dm
3・mol
-1・s
-1)の二種の経路で消失する。これらのことから,中間体の性格について論議した(松井正夫)