抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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フェニルシクロプロパン(I)をカチオン重合して得られるポリマーの構造は予期した開環重合体とは異なり,ベンゼン核を主鎖中に含むことが判明.その構造,重合機構について検討.Iは0°C以上,CH
2Cl
2中,AlCl
3.BF
3などによって速やかに重合し,低分子量ポリマーを与える.重合反応は逐次的に進行し.ポリマー間の反応でも生長が起こるのが認められた.ポリマーのIR,NMR,UVスペクトル,C-メチル基の化学分折,ポリマーの酸化などからポリマーの構造は主として下記の様なものであることが判明.重合機構としてはシクロブロピル基の開環で生じるエチルペンシルカチオンのベンゼン核へのフリーデル,クラフト反応のくり返しが考えられる.