抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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アンモニアと水の混合物にX線を照射し,ヒドラジン生成量を求めた。照射初期では生成するヒドラジン濃度と線量とはほぼ直線関係になるが,照射線量が増加するとヒドラジン濃度は頭打ちになる。また,線量率が大きくなるほどヒドラジンの平衡濃度は大きくなる。線量率が一定のときには,アンモニアのモル分率〔X(NH
3)〕の増加につれてヒドラジンの平衡濃度は大きくなる。結果をよく説明できる機構として,NH
3→NH
2+eam+NH
+4,2NH
3→N
2H
4+H
2,によって生成するラジカルや分子生成物の反応,これらと水の分解生成物との反応などを考えている。N
2H
4の分解反応としては,N
2H
4+NH
2→NH
3+N
2H
3,N
2H
4+OH→H
00+N
2H
3なども考えると,〔N
2H
4〕=G(N
2H
4)I
1/2k
1/2R/0.5(G
R-GN
2H
4)
1/2k
5.7が導かれる。Iは放射線強度,k
Rはラジカルの拡散律速の2次反応速度定数,G
Rはラジカル収率,k
5.7はX(NH
3)およびIによって異なる。X(NH
3)とG(N
2H
4)の関係などについて考察している(栗原芳実)